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2020.10.09 15:27
有名なアート作品は世界各地に散らばっており、コロナ禍の状況では現地で鑑賞することもなかなか難しいだろう。それでもアート作品を身近に感じて学びたいという人のために、Google Arts&Cultureはアプリの新しい機能を紹介している。
今回登場したのは「Art Filter」というもの。これを使うことで、自分自身がアート作品になりきったり、美術館に大切に保管されている貴重な品々を身に着けることができるのだ。
たとえば、ファン・ゴッホやフリーダ・カーロの自画像、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」のターバン、古代エジプトの首飾り、そして19世紀のものという日本の武士の兜を、3Dモデルを使った拡張現実フィルターで楽しむことができる。このフィルターと合わせて、各作品の由来や文脈についても知ることが可能だ。
また、機械学習ベースの画像処理により、3Dモデルは私たちの顔にぴったりとはまるし、体を動かしたり、表情を変化させたりしてもスムーズに反応することができるそうだ。
今のところこれら5つの作品しか対応していないが、もっと作品が増えればアートを楽しむ選択肢はもっと広がるだろう。