NEWS | プロダクト
2020.10.09 15:51
東京大学大学院情報理工学系研究科の新山龍馬講師らは、ポーズをとるだけでカスタムメイドできる風船構造を使ったパーソナルモビリティ「poimo(ポイモ)」を開発した。
このpoimoは、東京大学大学院工学系研究科の川原圭博教授が総括する科学技術振興機構(JST)ERATO川原万有情報網プロジェクトおよびメルカリの研究開発組織「mercari R4D(アールフォーディー)」との共同研究プロジェクトから生まれたモビリティである。
専用のソフトウェアを使って欲しい乗り物をイメージしたポーズを撮影するだけで、ユーザーそれぞれの体格や乗り方に合ったパーソナルモビリティが、専門家でなくても簡単に設計することができる。
風船構造は、丈夫な布地を切り抜いて自由な形状で製作できるため、カスタムメイドに適している。
車体だけでなくステアリングや車輪まで風船構造で作られているため、従来のモビリティと比較して軽量でやわらかく、空気を抜いて折りたたむことも可能。
開発したpoimoは、膨らませれば普通のバイクや車いすのサイズになり、空気を抜いて折りたためばコンパクトに収納して、手軽に持ち運ぶこともできるそうだ。