シンガポール政府とApple、Apple Watchを使った
国民健康促進プログラム「LumiHealth」をリリース

シンガポール政府とAppleは、Apple Watchを利用して健康的な活動や行動を促進するためのパーソナライズ可能なプログラム「LumiHealth」に関するパートナーシップを発表した。アプリケーションは現在App Storeで予約受付を開始しており、2020年10月下旬より2年間のプログラムが提供されるそうだ。

このプログラムは、テクノロジーを活用して国民や企業にメリットをもたらす国家的な取り組み「スマートネーション」構想の一環で、シンガポールの健康増進委員会がAppleと共同でデザイン。

医師と公衆衛生からなる専門家チームの協力のもと、ユーザーのプライバシーとセキュリティにとくに配慮しつつ、テクノロジーと行動学的知見を利用しながら、Apple WatchとiPhoneを通じた同国民の健康維持とウェルネスチャレンジの達成を目指している。

ユーザーはアプリ内で年齢、性別、体重に応じてパーソナライズされたタスクを実行。タスクには週単位のアクティビティ目標が設定されており、ウォーキングだけでなく、水泳やヨガなどのアクティビティでも達成することができる。

さらに、ユーザーに健康診断や予防接種を受けることを促したり、睡眠習慣とマインドフルネスの改善や、より健康的な食事を推進するウェルネスチャレンジへの参加も促してくれるそうだ。

また、これらの目標やチャレンジを達成することで、ユーザーは2年間のプログラム期間中に最大380シンガポールドル(約29,000円)の賞金を獲得するも可能だとしている。End