ポーラ・オルビスホールディングスとANAホールディングスは、「宇宙ライフを美しく快適に」をコンセプトとして製品を共同開発するプロジェクト「CosmoSkin」を発足したことを発表した。

近い将来、民間宇宙旅行が可能になると言われるなか、両社は宇宙ライフを美しく快適にするための化粧品づくりで協力。さらには、宇宙という極限状態を想定しながら製品開発を進めることで、地上も含めた私たちの新しい豊かな生活につなげることも目指している。

たとえば、極度に乾燥した水が貴重な船内環境ではこれまでにない機能性が、重力の小さい環境ではこれまでとまったく違った使用方法が、化粧品には求められるという。

さらに、船内空間での微小重力生活では、全身にさまざまな変化が起こるとともに、メンタルウェルネスの維持などが課題となるし、資源が極端に限られる・ゴミを最小限に減らさなければならない、といった制約に合わせた技術の進化も必要になるとされる。

そこで両社は、プロジェクト第1弾として、宇宙でも使える化粧品の共同開発を開始。2023 年には商品化する見通しだ。