▲ アカデミー映画博物館 外装 完成予想図
© Renzo Piano Building Workshop/© Academy Museum Foundation/Image from Cristiano Zaccaria
「アカデミー賞」を主催するアメリカの映画芸術科学アカデミーは2021年4月30日(金)(日本時間2021年5月1日(日))、ロサンゼルスに「アカデミー映画博物館」(Academy Museum of Motion Pictures)をオープンする。
▲ アカデミー映画博物館 Dolby ファミリーテラス 完成予想図© Renzo Piano Building Workshop/© Academy Museum Foundation/Image from Cristiano Zaccaria
今回オープンするアカデミー映画博物館は、プリツカー賞を受賞した建築家 レンゾ・ピアノが設計を手がけ、ウィルシャー大通りとフェアファックス通りの角にある歴史的なサバン・ビル(旧メイ・カンパニー・ビル(1939年))を修復。展示スペース、288席のテッド・マン・シアター、シャーリー・テンプル教育スタジオ、特別イベントスペース、保護施設、カフェ、店舗を含む6階建ての建物となる。
▲ アカデミー映画博物館 外装 完成予想図
© Renzo Piano Building Workshop/© Academy Museum Foundation/Image from L’Autre Image
▲ アカデミー映画博物館 外装 完成予想図
© Renzo Piano Building Workshop/© Academy Museum Foundation
▲ アカデミー映画博物館 内装 完成予想図
© Renzo Piano Building Workshop/© Academy Museum Foundation/Image from Cristiano Zaccaria
さらに、新たに建設した球体空間がガラスの橋を介してサバン・ビルと接続。最先端の1,000席のデビッド・ゲッフェン・シアターと、ハリウッド・ヒルズを一望できる屋上のドルビー・ファミリー・テラスも併設されるそうだ。
▲ グランドロビー
© Academy Museum Foundation/Image by wHY architecture
▲ エントランス通路
© Academy Museum Foundation/Image by wHY architecture
▲「市民ケーン」ビネット
© Academy Museum Foundation/Image by wHY architecture
▲ オスカー像ギャラリー
© Academy Museum Foundation/Image by wHY architecture
▲「Stories of Cinema」
© Academy Museum Foundation/Image by wHY architecture
また、この開館を記念して、館内のMarilyn and Jeffrey Katzenbergギャラリーでは、スタジオジブリの企画制作協力のもと、北米で初めてとなる「宮崎駿展」が開催されることになった。
▲ © 1986 Studio Ghibli
▲ © 1988 Studio Ghibli
同展では、長編アニメーションから、海外初出品のものを含むオリジナルイメージボード、キャラクターデザイン、絵コンテ、レイアウト、背景画、ポスター、セルなど約300点以上を展示し、半世紀を超える宮崎駿のキャリアを回顧する。
▲ © 2001 Studio Ghibli・NDDTM
▲ © 1984 Studio Ghibli・H
そのほか、豊富なイラストレーションを含めた256ページに及ぶカタログも用意。初期のテレビ作品から全11本の長編映画に至るまでの制作資料が掲載され、同氏の創作過程と卓越したアニメーション技術を知ることができる。
▲ 撮影:Nicolas