NTTコミュニケーションズは、社員証をスマートフォンのアプリとしてデジタル化し、スマートフォンによる入退室を可能にするデジタル社員証「Smart Me™」を、2020年9月9日（水）より提供開始した。

大企業などではICカードタイプの社員証が使われているが、カードを大量に発行しなければならず、その運用や管理にコストがかかっていた。また、コロナ禍の状況下では、リモートワーク中の社員への発送の手間や、カードリーダーに多数の社員が触れるという衛生面の不安など、新たな課題も生じている。

そこで、このサービスでは、専用リーダーの前に手をかざすことで瞬時にリーダーが起動し、アプリがインストールされた社員のスマートフォンと通信して認証が完了。

このサービスに対応した入退室・入退館システムとセットで導入することで、タッチレスで扉やゲートを開けることができるようになる。また、スマートフォンは、鞄やポケットの中に入れたままでも問題ないそうだ。

まずはタッチレスの入退室管理機能の提供からスタートし、今後は社員証を中心として、オフィスの混雑状況を可視化する機能やオンライン名刺交換機能などさまざまな機能を追加。さらには、同社のワークスタイル変革ソリューションなどとの連携を予定している。