空間の光を演出する「燈師 -あかりし-」服部⾼久
初のプロダクトとなる照明器具「わ - wa -」

2015年にSPACE CALDOを⽴ち上げ、寺社仏閣や庭園のライトアップ、舞台、作品展など、空間を演出する「燈師 -あかりし-」として活動する服部⾼久は、新たな照明器具「わ -wa-」をデザインした。お問い合わせは公式のInstagramまで。

同氏は、独⾃の感性と世界観で「ライトアップ」とは⼀線を画す、光の表現を使って和の空間を創造するプロジェクト「燈明 -みあかし-」を展開しており、五感を揺り動かす光デザインを持ち味とし、場所や空間を際⽴たせるストーリー性の⾼いデザインと⾹りや⾳などを組み合わせ、場所や⼈をつなぐ空間を表現している。

▲燈明 -みあかし-

▲燈明 -みあかし-

優しさを表現する球体のフォルムが印象的な照明で、キャンドルや焚きの⽕、キャンプファイヤーの炎、古くから⾒ることで⼼落ち着く灯り、ずっと⾒ていたくなる灯りが⽇常の⽣活にあっても良いのではないか、という想いからデザインをスタート。

球体のわずか7.5㎜の隙間から漏れる優しい光と、天板や床に浮かぶ光と影の輪、陰影を愉しむことができる。本来、照明器具の光を⾒続けることはないが、「和」「輪」「環」「笑」「話」「我」の6つの要素で構成される「わ -wa-」の光は、ずっと⾒続けていたくなるものだという。

スペーシーで幻想的な空間を創り出し、球体の優しいフォルムと存在感はさまざまな空間と調和をするデザインに仕上がっており、球体とそこから⽣み出される光は曲線を描くことで、⼈が視覚として捉えた時にストレスを感じない⾃然なものとして捉えることができるそうだ。

「わ -wa-」には、100%天然植物の精油を⽤いた⾹りを使⽤するオプション機能を予定している。光と⾹りが織りなす空間は情緒的なだけでなく、⽬の不⾃由な人が⾹りを通して光を感じることができるユニバーサルデザインを追求しているためだ。

「わ -wa-」は、オリジナルの⾹りを含め、今後100 名のアーテイストとのコラボレーションを予定。製品の外装には「⽊」「炭」「硝⼦」「陶器」など、⾃然由来の素材を活かした展開を予定しており、進化し続ける新しい概念をもつ製品にもなっている。End