NEWS | プロダクト / 工芸
2020.09.03 15:57
愛知県名古屋市の茶淹が展開する日本茶ブランド「美濃加茂茶舗」は、プロダクトデザインを手がけるTENTと共同で、リモートワーク時代に働くすべての人に向けた新しい湯のみ「チャプター」をリリースする。予約販売はクラウドファンディングサイト Makuakeにて開始している。
リモートワークが広がるなか、私たちが移動する機会は少なくなっている。当たり前に行っていた移動がなくなることで、アイデアを思いついたり、ヒントを得たりするような、いい「一区切り」も少なくなっているのかもしれない。
そこで、美濃加茂茶舗は、暮らしやお仕事のシーンにいい「一区切り」をもたらす新しい習慣のひとつとして日本茶を飲む行為を取り入れられるように、同商品を開発。
一人分の煎茶をデスクで飲むための湯のみで、蓋を開けて湯を注ぎ、茶葉を入れ、蒸らすことで、香りを楽しみながらお茶を飲むことができる。
こうしたステップをスムーズに行うために、湯のみは計量できるもの、蓋は茶葉を置けるものとし、新しい時代の道具らしさと湯のみとしてのスタンダードさを両立させた、和でも洋でもどんな空間にも馴染むミニマルな佇まいに仕上げた。
また、岐阜・多治見の丸朝製陶所が誇る高温処理製法「多治見締め」により、素地のままでも100年も使えるような頑丈さや汚れへの強さを実現。素地だからこそ実現できたエッジ加工により、内側には湯の適量位置が測れるラインが入っている。
「クリアグレー」「マットブラック」「クレイベージュ」の3色展開で、それぞれの内側には土の味わいを活かした素地を採用している。