東京都杉並区役所内2階　区民ギャラリー A／Bでは、2020年9月1日（火）から9月11日（金）まで、杉並建築展2020「これからの価値 – Values of the future-」が開催されている。

コロナ禍によって現在、今まで当たり前だったことがどんどん見直されている。住まい方や働き方、人との距離感など、当たり前として受け入れていたことが、実は不要だったり、逆に意外と重要だったり、みんなそれぞれ色々な気づきがあったのではないだろうか。

こうしたことは、時代の転換点として、少なからずこれから先の建築を考えるにあたって影響を及ぼすにちがいない。では、そこから生まれてくるポジティブで新しい価値、つまり「これからの価値」とはどんなものになるのだろうか。

また、建築とはその時代のその場所からつねに「これからの価値」を探求して未来へと投げかける行為である、とも言えるだろう。つまり、これは建築の根源的な問いとも解釈できることがらである。

そこで同展では、展示とトークイベントを通じて、建築におけるさまざまな「これからの価値」が議論される。

トークイベントは9月5日（土）に開催予定。モデレーターに長谷部勉と種田元晴を迎え、無観客／Zoom・YouTubeにて配信されることになっている。