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2020.09.01 15:51
スポーツの分野で優れた才能をもつ女の子は、男の子に劣らずたくさんいるにちがいない。しかしナイキによれば、14歳までにスポーツを止めてしまう女の子の割合は、男の子の2倍にのぼるそうだ。
さまざまに理由はあるのだろうが、女の子がみな同じ水準でプレーすることは難しく、さらに新型コロナウイルスの影響により、彼女たちがスポーツを継続していくことはいっそう困難になりつつあるという。
そこでナイキは、女の子がスポーツに取り組むうえで直面する障壁を取り除いたり克服したりするのをサポートする、オープンソースのコーチングガイド「Made to Play Coaching Girls Guide」を公開した。
このガイドは、同社とコーチングに関するアメリカの専門団体「We Coach」が共同で作成。女の子が楽しくスポーツをできるように指導者を支援するツールで、年齢を重ねてもスポーツを愛し、プレーし続ける女の子を増やすことがねらいである。
そのなかでは、女の子に優しいスポーツ環境を実現するために、指導者が目指すべき5つの柱を掲げている。
それは、「安心してプレーできる空間とチーム活動を確保すること」「困難なときにサポートしたり、体験を共有したりできるスポーツを通じた関係づくり」「向上や完成を目指す女の子をやる気にさせること」「結果だけを追い求めず、フィードバックによる発展を目指すこと」「完璧さよりも、勇気をもって挑戦する女の子を応援すること」だそうだ。
なお、このガイドは無料でダウンロードできる。スポーツだけでなくさまざまな分野の指導者にとっても、女の子に対する示唆的なコーチング設計となるだろう。