NEWS | プロダクト
2020.08.31 14:15
米Amazonは、AI搭載の新しいウェルネスサービス「Amazon Halo」を発表した。リストバンド型のウェアラブルデバイス「Amazon Halo Band」と専用アプリを使い、ユーザーの健康状態を測定するものである。
Amazon Halo Bandはスマートウォッチに似た外観だが、健康とウェルネスにフォーカスした設計で、小さなセンサーカプセルのみを搭載。ディスプレイはなく、常時行われる通知もないという。
センサーとしては、加速度計、温度センサー、心拍数モニター、2種類のマイク、LEDインジケータランプ、マイクのオン・オフ切り替えボタンなどを内蔵。装着したまま水泳ができる耐水性があり、睡眠時には邪魔にならないなど、一日を通して快適なフィット感を提供する。バッテリーは90分ほどでフル充電が完了、最長で1週間程度もつそうだ。
機能面としては、運動の強さと持続時間を計測したり、睡眠時間と覚醒時間を測定したり、体脂肪率を測ったりするほか、「Tone」と呼ばれるユーザーの声を分析するシステムが特徴的である。
これは、肉体的な健康だけでなく、社会的な幸福や心の健康までもモニタリングするもので、機械学習を使用して声のエネルギーやポジティブさを解析。周りに人にユーザーの声がどう聞こえるかを把握し、円滑なコミュニケーションや人間関係の構築をサポートしてくれるのだ。
なお、同サービスはアメリカのみの提供で、購入時には3つのカラー(ブラック・ピンク・グレー)のバンドを用意。付け替え用として、ファブリックまたはシリコンのバンド15種類もあるそうだ。