NEWS | プロダクト
2020.08.28 16:57
京都市に本社を置く若林佛具製作所は、デザイナー 清水慶太が手がけるオリジナルブランド「KAKEHASHI SERIES」を展開している。
同シリーズは、「手を合わせよう」をコンセプトに開発された、現代の暮らしに寄り添う新しい形の仏壇シリーズ。あらゆる物事をつなぐ架け橋として、大切な人とつながり、思いや文化を過去から未来に橋渡しするためのものである。
人々の価値観やライフスタイルは多様になり、仏間で正座をし、手を合わせる機会も少なくなったが、それは伝統的な仏壇が住環境の変化や自由な思想に対応しきれなくなったからだという。しかし、手を合わせる「場」がないだけで、心の拠り所を求める気持ちが消えたわけではないはずだ、と清水は語る。
ラインアップは、小型仏壇「HAJIME」、LED間接照明付きの置き型仏壇「OMOKAGE」、スツール付き下台「ENISHI」、位牌「KATACHI」、オープン型仏壇「MANAZASHI」、写真立て「EMI」を用意。
さらに、新たに登場した盆提灯「AKASHI」は、お盆に大切な故人を迎えるための灯り。モダンなデザインや小型の仏壇が増えていく中でも、リビングにインテリアとして置ける盆提灯はこれまでなかった。
そこで盆提灯「AKASHI」では、特徴である雲手をあしらったオリジナルデザインを採用。岐阜提灯メーカーの職人が手作業で仕上げた美しい形状で、玄関・窓際・ベッドサイドなどに置けるコンパクトなコードレス設計とするなど、今の暮らしにオシャレに馴染む新しい小さな盆提灯のカタチを提案している。