NEWS | ビジネス
2020.08.26 17:45
アート集団「チームラボ」は、オランダ・ユトレヒトの新アートスペース「Nowhere」に、常設展を2024年にオープンすると発表した。
この常設展は、広さ3,000平米というスケール感を活かした複雑で立体的な空間で、強い身体性を伴って身体ごとインタラクティブな世界に没入するチームラボの作品群を展開するという。
アートを楽しむことを通して、美の概念が広がり、世界の見え方が変わるとチームラボは考える。すべては長い時間の連続性の上に存在し、連続していることそのものが美しいとしており、この常設展において美を拡張し、世界の認識の仕方が変わったり増えたりすることにつながることを目指している。
さらに、アート作品群の展示のほか、「未来の遊園地」と「運動の森」を創出する予定。「未来の遊園地」は、共同的な創造性=「共創(きょうそう)」をコンセプトにした教育的なプロジェクトで、他者と共に世界を自由に創造することを楽しむ遊園地である。
他方、「運動の森」は、「身体で世界を捉え、世界を立体的に考える」をコンセプトに、脳の海馬を成長させ、空間認識能力を鍛える新しい「創造的運動空間」となる。
また、展示スペースとなる「Nowhere」は、2023年にユトレヒト中央駅の隣にオープン予定の緑あふれる新たな開発エリア「Wonderwoods」に入居。
360本以上の樹木と9,649個の植物を植えるWonderwoodsに対し、Nowhereはデジタルテクノロジーによるアートを制作する集団や展覧会にとって最高の場所となるそうだ。