日本伝統工芸で大切なカメラを支える
組紐工房「龍工房」の技術による「東京くみひもカメラストラップ」

伝統技術を活かした商品の販売・開発を支援するアルヴォリから、東京・日本橋の「龍工房」と共同開発した「東京くみひもカメラストラップ」が発売されている。

龍工房は、東京都伝統工芸士に認定されている当主・福田隆氏と息子の福田隆太氏を中心とする組紐工房。創業は昭和38年(1963年)だが、120余年も前から本物の組紐作りに取り組んできた日本最高峰の職人だそうだ。

▲ 龍工房・福田隆氏(左)と福田隆太氏

同商品は、父であり師である隆氏から技と精神を受け継ぐ隆太氏が、さらなる向上心で新分野に挑戦したもの。絹の組紐ならではの伸縮性や、肌に馴染みが良いという特性を、本物を知る人にもっと体感してほしいという思いを具現化したという。

ストラップ部は、「斜格子一間組(ななめこうしいっけんぐみ)」を採用。格子柄の特徴はすべての組織が斜めに交差していることで、通常は裏表の柄は同じとなるが、表となる面に金糸または銀糸を組み込んだ特別仕様である。

▲東京くみひもカメラストラップ(赤黒) ¥41,800 税込

また、カメラを接続するテープ部には、帯留めを付けるための帯締めとして使用されている組紐を活用。「綾竹台」と呼ばれる台によって組みあがる頑強な組紐で、大切なカメラを支えることができる。

カラーバリエーションは2色で、市松紋様の紺と白の組柄に銀糸を組み合わせたバージョンと赤と黒の組柄に金糸を組み合わせたバージョンを用意している。End