デザイナー小林仁太のオリジナルな加工技法を用いた
レザープロダクト「TECHNO LEATHER CRAFT PROJECT」

プロダクトデザイナー小林仁太が運営する個人プロダクトブランド「CONCUSSION(コンカッション)」は、3DCADと3Dプリンタを活用したオリジナルのレザー加工技法を研究し、その技法を用いたレザープロダクトを制作している。

▲HEXAGON PATTERN TRAY

▲HEXAGON PATTERN WALLET SERIES

この「TECHNO LEATHER CRAFT PROJECT」では、3Dプリンタで造形した型を、ヌメ革にプレスして、パターンや造形を転写している。幾何学的な立体パターンは見た目の面白さだけでなく、機能面として、六角形の山が連なった形状は革そのものの強度を高める。

3Dプリント製のプレス型はアイテムごとに専用で作成しており、それぞれ機能的な要件を盛り込み設計された。レザーは動物の姿を残したプリミティブな素材で、使い込むほど変化する風合いを楽しむことができる。

そんなフィジカルなレザーという素材に、コンピュータ上で形成された無機質な造形を転写することで、デジタルとアナログの中間地点に位置し、レザープロダクトの新しい可能性を創出することを目指しているそうだ。End