京都妙満寺の名園に写真と映像で独自の空間を構成
写真家・瀧本幹也の個展「CHAOS 2020」開催

▲ SNOW MOUNTAIN #01 / LAND © 2020 Mikiya Takimoto

写真家 瀧本幹也の個展「CHAOS 2020」が、2020年9月19日(土)から京都を舞台に第8回目となる国際的な写真祭「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2020 Associated Programs」に参加する。

会場は、江戸時代より名園として高い評価を得てきた妙満寺。名庭「雪の庭」が投げかける「美のあり様」を起点とし、隣接する大書院の空間を現代の世界の姿に見立て、写真と映像で、日本建築に通底する美意識のひとつ「枯山水」の作法に則り、21世紀的な世界観で空間が構成される。

▲ SNOW MOUNTAIN #02 / LAND © 2020 Mikiya Takimoto

書院空間に流れた「過去の時間」、その堆積を想起させるレイヤーのあるインスタレーションと「現在」と「未来」が並列する空間構成で、より深い思考と想像へと誘う空間を創出する。

あらゆる場面において、既存の価値観や基準では解決できない閉塞感が世界を覆い尽くすかのような現在。「CHAOS 2020」は、寺院という生と死が共存する空間で全く新しい写真との時間となるかもしれない。

▲SPACE #20 / LAND SPACE © 2020 Mikiya Takimoto

また同時に、原初の地球「LAND」と対峙する最先端文明の象徴「SPACE」からなる代表作「LAND SPACE」シリーズに未発表作品を加え、「LAND SPACE 2020」として祗園のギャラリースペース・Sferaで発表する。End

瀧本幹也 個展「CHAOS 2020」

会期
2020年9月19日(土)~10月10日(土) 9:00~16:30
会場
妙満寺 大書院
詳細
https://www.kyotographie.jp/exhibitions/mikiya-takimoto-1/