NEWS | プロダクト
2020.08.07 16:45
ベンジャミン・ヒューバート(Benjamin Hubert)が主宰するデザインオフィス LAYERは、中国のEVメーカー「NIO」のために、AIと機械学習を搭載したコンセプト・スマートモビリティ「PAL」をデザインした。
ラストワンマイルを走る抜けるための柔軟で便利な折りたたみ式モビリティで、ユーザーのライフスタイルや変化するニーズに合わせて、前面パネルにはバッグ、バスケット、ショッピングカートといったさまざまなPALアクセサリーを取り付けることができる。
電源はモジュール式のバッテリーを採用。NIOの自動車のトランクや自宅で充電ができるという。折りたたんで片方を持ち上げれば、屋外から室内へと簡単に運ぶことができ、壁に掛けたり、車のトランクにも収納したりすることも可能だ。
また、スマートウォッチやスマートフォンのアプリを使って、NIOの「NOMI」システムとワイヤレスのBluetoothイヤホンで接続。NOMIはAI搭載のデジタルナビゲーションシステムで、ユーザーの関心や情報を学習してさまざまなサポートを提供してくれる。
たとえば、ユーザーが何度も通るルートを時間が経つにつれて学習し、やがては自動運転も可能になるとしている。さらに、「最短のルートはどれ?」、「会社までお願い」、「バッテリーの残量は?」などの簡単な音声コマンドや質問にも答えてくれる。
操作については、ステアリングを前に傾けると速度が上がり、後ろに傾けると減速、左右に傾けると右左折が可能となる。前輪ハブに内蔵された独立したモーターによって、各車輪の速度を変化させて車体をカーブさせることができるそうだ。