▲ 「巻きとりエコバッグ」 Photographer：Akihiro Yoshida

佐藤オオキが率いるデザインオフィス nendoは、ローソンのためにスティック型のエコバッグをデザインした。

▲ Photographer：Akihiro Yoshida

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今回は、何かのついでに立ち寄り、少量をマメに購入するといったコンビニ特有の購買行動から、別のバッグに入れておくかポケットに入れて持ち歩くシーンを想定し、できるだけコンパクトで手軽に出し入れできるバッグを目指した。

▲ Photographer：Akihiro Yoshida

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そこでまず、スティック状の「ケース」を考案。ケースの中には布製のバッグが収納されており、リングに指をかけて引っ張ることで一気にバッグを引き出すことができる。

▲ Photographer：Akihiro Yoshida

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このとき、ケースはバッグの「グリップ」としての役割を持つので、通常の布製の持ち手よりも指に食い込まず、荷物の重さが感じにくくなっている。

▲ Photographer：Akihiro Yoshida

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さらに、バッグの底面はコンビニ弁当が平置きできるサイズにし、大型のペットボトルなども簡単に出し入れがしやすいよう、バッグ側面の間口は広めに設計。

▲ Photographer：Akihiro Yoshida

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使用後はケース側面のダイヤルを回すことで、ケースの中にバッグを簡単に巻き取ることが可能。その際、バッグ内部の空気が膨らんで邪魔しないように空気を逃す排気口を設けたり、巻き取る過程でねじれたり絡んだりしないようなバッグの形状にしたりと、さまざまな課題が検討された。

▲ Photographer：Akihiro Yoshida

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こうした工夫から、広げる手間や畳む動作が不要で、立った状態や歩きながらでも素早く取り出しや収納ができるバッグが完成。汚れたらケースを取り外して洗濯が可能で、破損したパーツも取り替えられるなど、長く使えるバッグに仕上がっている。

▲ Photographer：Akihiro Yoshida

▲ Photographer：Akihiro Yoshida

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