ATOUNは、日本国内向けに開発している、腕と腰を同時にアシストできる着用型ロボット「パワードウェア」シリーズから、新モデル「ATOUN MODEL Y + kote」を発売する。2020年8月3日（月）から受注受付を開始しており、出荷開始は2021年1月を予定している。

「ATOUN MODEL Y + kote」は、腰をアシストするパワードウェア「ATOUN MODEL Y」に、腕をアシストするパーツ「kote」を搭載したモデル。

指先に取り付けたセンサーで重量物を持つ動きを感知し、腕をアシストするもので、肩付近のモーターによってパワーを調節しながらワイヤーを巻き上げ、手首を引き上げることで、腕や腰にかかる負担を軽減する。

フレームレスなので人の自由な動きを妨げることはなく、現場の多様な作業に対応しているという。さらに、ワイヤーを用いたフレームレスな腕のアシスト機器の量産化は世界初だとしており、アシスト力（MAX値）は腕12kgf（片腕6kgf）・腰10kgfを実現するそうだ。

また、稼働時間は約2.5時間で、国際保護等級IP44相当の防塵・防水機能をもち、農業や建設、災害復旧などの屋外作業時の小雨環境下での活用も想定している。