ポスタルコから工業的なテイストが特徴な
「チャンネルポイントペン ギア」が登場

書き手にとってのボールペンは、ダイバーにとってのゴーグルと酸素ボンベのようなものだ。ひっきりなしにインクに浸さなければならないのは、ダイバーが30秒ごとに水面へ出て空気を吸わなければならないのと同じことだろう。

ポスタルコから登場したのは、酸素ボンベがダイバーをもっと深く海中に連れていってくれるように、書き手が書くことに集中できるボールペン「チャンネルポイントペン ギア」である。価格は35,000円(税別)。

チャンネルポイントペンは、無垢の金属からひとつひとつ手作業で削り出したボールペン。ギアと呼ぶテクスチャー感のあるリングが、ソリッドなアルミ製のペンに、工業的なテイストと滑らないグリップを作り出している。

また、U字に削り出されたポスタルコオリジナルのクリップは、U字がペンの頭の部分を覆っているので、ポケットや紙束に留めるとクリップだけが外から見えて、まるでタイピンのように感じられる。

ボディは、滑り止めとしてプラスティックやラバーを用いる代わりに繊細なレコードの溝のような線が刻まれ、道具というよりは精密機器のようだ。

替え芯は三菱鉛筆の「SXR-38」、「SXR-5」、「SXR-7」に対応しているので、世界中で手に入れることができるそうだ。End