酒類メーカー・明利酒類の伝統の社名判子をデザインに採用
「MEIRIの除菌 MM-65」の生産が本格化

総合酒類メーカーの明利酒類は、経済産業省から工業用アルコール取り扱いの認可を得て、除菌アルコールの新製品「MEIRIの除菌 MM-65」の生産を開始した。

同製品は、エタノールを主成分としており、副材との組み合わせで高い除菌力を発揮。食品添加物なので、まな板や包丁などの除菌や、テーブルや椅子、ドアノブ、階段の手すりなどの人がよく触れる接点の除菌に使うことができる。

発売当初は、地域の公共機関、教育機関などへの寄付や、医療機関などへ優先的に供給してきたが、2020年7月末からはオフィスや工場、デパート、ホテルなどの事業者に向けて、卸を通じて、業務用の大容量モデルを販売。容量は5Lタイプと16.6Lタイプの2種類を用意する。

ただし、業務用サイズのため、一般向け販売は想定しておらず、卸を通じてオフィスやデパートなどの事業者向けに販売をしていく予定だ。

また、今回の「MEIRIの除菌」シリーズは、ビジネス・インベンション・ ファーム「I&CO Tokyo」がクリエイティブディレクションを担当。パッケージやロゴは、これまで伝統工芸のリブランディング等を手がけてきた橋本明花がデザインした。

▲メイリの65% 魁YELLOW

英字の「MEIRI」という新ロゴにより、従来の飲料用商品と明確に区別をつけており、これまで明利酒類の商品に用いてきた社名判子をデザインに取り入れることによって、親しまれてきた伝統を重んじながら新事業を推し進めるビジョンを示すなど、除菌アルコールのインフラ化を後押しするデザインに仕上げている。End