デザイナー・鬼木孝一郎が手がけた
全てをカウンター内に集約する、コスメブランド「SHIRO」の新店舗

▲ 写真:太田拓実

自然の素材にこだわった製品を展開するコスメブランド「SHIRO」は2020年7月1日(水)、東京・世田谷の玉川髙島屋S・Cに新店舗をオープンした。

▲ 写真:太田拓実

ショップデザインを手がけたのは、デザイナーの鬼木孝一郎。玉川髙島屋S.C内の共用通路に面した間口19m、奥行き1.3mの細長い区画を使い、自然が豊かでのびやかな街の様子をイメージした、開放的な心地よさを感じる空間を目指した。

▲ 写真:太田拓実

▲ 写真:太田拓実

この広い間口を生かすために、共用通路に沿って1つの大きな白いカウンターを配置。ディスプレイスペース・商品棚・レジ機能・収納をカウンター内に集約し、その土台をセットバックさせることにより、シンプルで浮遊感のあるデザインとした。

さらに、カウンターの端部は3.7mのキャンチレバーとし、先端を薄く仕上げることにより、のびやかな印象を強調している。

▲ 写真:太田拓実

カウンターと壁面には、ふたつの異なる天然素材をベースとした左官材を使用し、それぞれ異なる質感を演出。

▲ 写真:太田拓実

壁面は半乾きの状態で骨材を掻き落とすことにより凹凸をもたらし、繊細な陰影が特徴的な仕上げとした。一方、カウンターは手作業で丁寧に磨き、なめらかな質感に仕上げることで、製品のシンプルなデザインをより引き立てている。End

▲ 写真:太田拓実

▲ 写真:太田拓実

▲ 写真:太田拓実

▲ 写真:太田拓実

▲ 写真:太田拓実