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2020.07.29 15:59
東京スカイツリーは、2012年5月の開業以降、初めてユニフォームをリニューアルし、2020年10月1日(木)から着用を開始する。
リニューアルにあたり、文化服装学院の学生を対象にデザインを募集し、参加者の中から選考を行った結果、東山恵さんのデザインに決定した。
日本の魅力の再認識という部分を意識し、「古き良き日本」と「新しい日本」の両方のイメージを伝統的な色や柄を用いて表現。テキスタイルデザインには、東京スカイツリーのように三角形が組み合わさって作られる、日本古来の柄である「麻の葉文様」を使用している。
チケットカウンター・誘導案内スタッフの女性用ユニフォームは、着物の衿元や帯のディテールを現代風に落とし込んだブラウスが、ウエストから裾にかけて広がっており、左裾にも波状のフレアが広がるデザイン。男性用も着物の衿元を意識したパイピング入りジャケットが特徴となっている。どちらも空色と桜ピンクを使用した、可愛らしく親しみやすい印象に仕上がっている。
インフォメーションスタッフのジャケットは、着物の衿元を意識したパイピングを取り入れ、着物のように緩やかな衿のラインを表現するため、丸く緩やかにカーブするショールカラーとした。また、ジャケットとスカートはそれぞれ、着物の合わせのような右前のデザインとなっている。
外国人対応スタッフのユニフォームは、落ち着いた色合いで引き締まったデザイン。着物の衿元を意識したパイピング入りジャケットが特徴で、日本を象徴する赤を使用した。スカートは、折り紙をイメージしたプリーツ入りのアシンメトリーなデザインにすることで、ファッション性も出している。
オフィシャルショップのユニフォームは、ショップに並べられた商品が引き立つように、藍色を使用。シャツの裾はシルエットや動きやすさを考え、後ろの方が長くなっている。シンプルなシルエットの中に、麻の葉文様を取り入れて、モダンな雰囲気に仕上げた。