NEWS | プロダクト / 展覧会
2020.07.28 15:02
英ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)は現在、学生作品展「RCA2020」を開催中だ。今回は中国のモバイルメーカー OPPOと同学のデザインプロダクツ学科が「Humanising Technology」をテーマに協働して、11名の学生によるプロダクトをRCA2020公式サイトにて公開している。
現在、私たちのコミュニケーションはますます速度を上げているが、個人の生活や人間関係においてはこうした状況によってしばしば問題が生じることもある。
そこでOPPOのデザイナーは、人間がほんとうに必要とするものを理解することからはじめて、将来の社会におけるテクノロジーの役割を再考し、日常生活にポジティブな影響を与えうるアイデアを導き出すための知見を学生たちに提供したという。
そして、OPPOの国際デザインハブ「ロンドンデザインセンター」において、8か月間にもおよぶ実習プログラムを実施。プロダクトデザインにおける産業界の知見からテクノロジーのトレンド、消費者の知見など、さまざまなトピックにわたってメンタリングとデザインプロジェクトのフィードバックを行ったそうだ。
今回のプロジェクトについて、OPPOロンドンデザインセンターを率いるJintong Zhuは、「ヒューマンセントリックなデザインとプロダクトの開発を通じて、テクノロジーをより『ヒューマン』なものに、つまり親しみやすく、快適で各人にとって優しいものにするために、テクノロジーを探求し、問いかけ、分析する機会となりました」と語っている。