RCA、中国モバイルメーカー OPPOのデザイナーと協働
学生作品展「RCA2020」が開催

Jiarui Liu、アイウェアのパラメトリック3Dモデルを生成するツール「Toolform」、2020

ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)は現在、学生作品展「RCA2020」を開催中だ。今回は中国のモバイルメーカー OPPOと同学のデザインプロダクツ学科が「Humanising Technology」をテーマに協働して、11名の学生によるプロダクトをRCA2020公式サイトにて公開している。

現在、私たちのコミュニケーションはますます速度を上げているが、個人の生活や人間関係においてはこうした状況によってしばしば問題が生じることもある。

Matthieu Muller、子どもの想像力を養うクリエイティブキット「Animate」、2020

▲ Matthieu Muller、スマートフォンを使った知育玩具「SMARTKIT」、2020

そこでOPPOのデザイナーは、人間がほんとうに必要とするものを理解することからはじめて、将来の社会におけるテクノロジーの役割を再考し、日常生活にポジティブな影響を与えうるアイデアを導き出すための知見を学生たちに提供したという。

Di Zhu、2060年に火星でオリンピックを開催するコンセプト「MARS 2060」、2020

Sude Edebali、電子廃棄物の発生を抑えるコーヒーメーカー「Reform」、2020

そして、OPPOの国際デザインハブ「ロンドンデザインセンター」において、8か月間にもおよぶ実習プログラムを実施。プロダクトデザインにおける産業界の知見からテクノロジーのトレンド、消費者の知見など、さまざまなトピックにわたってメンタリングとデザインプロジェクトのフィードバックを行ったそうだ。

Eric Saldanha、殺菌機能などにより洗濯する回数を減らすツール「Wearloop」、2020

今回のプロジェクトについて、OPPOロンドンデザインセンターを率いるJintong Zhuは、「ヒューマンセントリックなデザインとプロダクトの開発を通じて、テクノロジーをより『ヒューマン』なものに、つまり親しみやすく、快適で各人にとって優しいものにするために、テクノロジーを探求し、問いかけ、分析する機会となりました」と語っている。End

Roc H Biel、音声アシスタント機能を重視したコンセプトスマートフォン「Duo」、2020

▲ Roc H Biel、コンセプトリモートコントローラー「Fenics」、2020

Guorong Luo、搭載したAIがユーザーの生活に合わせてアップデートを促す家電プロジェクト「Domesticated Domesticator」、2020

Lilin Jiao、家中のさまざまなプロダクトがモバイルの充電を行うコンセプト「NECT」、2020

▲ Design Products X OPPO