ステージテクノロジスト集団「エムプラスプラス」は、独自の無線同期機能やLEDの無限回転機構を搭載したプロダクト「WAVING LED RIBBON」を開発した。

同製品は、有機的に波打つLEDの光の軌跡を空中に描くことができる、次世代のスポーツエンターテインメントアイテム。

これまで、LEDを空中へ投げる動作や破損せずに回転させるパフォーマンスは、耐久面・操作面から困難とされていたという。

そこで同社は、複数デバイスの無線同期が可能な独自ハードウェア・ソフトウェアと、接続部分が無限回転する独自機構を開発。これにより、一見CG加工のような幻想的なパフォーマンスが行えるようになった。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、携わる興行が延期や中止になるなか、同社はこんな時こそエンターテインメントが必要とされていると考え、無観客の駒沢オリンピック公園屋内球技場にて、完全自主制作でのパフォーマンスを敢行。

カラーガードパフォーマンスチーム「Via Colorguard」が出演し、日本の技術や繊細な表現が凝縮された、LEDの軌跡がこれからの明るい未来を照らすパフォーマンスを披露した。同製品は今後、スポーツイベントや音楽イベントなど、さまざまな舞台演出で活用の幅を広げていく予定だそうだ。