毛利悠子、Ginza Sony Parkの新たな可能性を探求
大友良英らとスタジオ空間「SP. by yuko mohri」を展開

東京・銀座にあるGinza Sony Parkは、現代美術家・毛利悠子による「SP. by yuko mohri」を2020年8月26日(水)まで開催している。

Ginza Sony Parkはこれまで、「変わり続ける実験的な公園」というコンセプトのもと、さまざまなプログラムを開催してきた。

▲ 毛利悠子

今回は、人々の価値観に変化が生まれているこのような時期だからこそ、「場」の新たな可能性を探求するために、地下2階・3階の2フロアの使い方を毛利に委ね、彼女のスタジオへと変容させることになった。

このプログラムは、完成された作品を鑑賞する展覧会ではなく、毛利とこの空間に集まる山本精一鈴木昭男大友良英の3名の音楽家によって何かが生み出される制作過程や、アーティストたちのエネルギーを感じて、この時代と場所、変化の中から生まれる表現=「Sound in Progress」を披露するものである。

▲現代アートのスタジオに変容する PARK B2/PARK B3

期間中に行われるインスタレーションを含め、7月20日(月)の搬入開始日から8月26日(水)の撤収日までの日々の変化の様子は、「SP. by yuko mohri」の特設Webサイトでも観ることができる。

タイトルにある「SP.」には、Stay HomeならぬStay Parkで発展させていくSound in Progressの作品の意味を込めているという。

▲ 山本精一

▲ 鈴木昭男

▲ 大友良英

毛利は、「約1か月のスタジオ空間としてのソニーパーク(ここにもSP.)は、展覧会ではないので作品を鑑賞してもらうことはできないけれど、制作風景や変化していく景色を垣間見てもらうことで、アーティストたちが何かを生み出そうとしているエネルギーは感じとってもらえるかもしれない。それが、来年、あるいは5年後10年後につながる、ターニングポイントになるように」とのコメントを寄せている。End

SP. by yuko mohri

期間
2020年7月20日(月)~8月26日(水) 11:00~19:00
会場
Ginza Sony Park PARK B2/地下2階・PARK B3/地下3階
詳細
https://sp-yukomohri.com/