NEWS | アート
2020.07.27 15:38
ダイバーシティの街、東京・渋谷の新しいランドマークとなる複合施設「MIYASHITA PARK(ミヤシタパーク)」内に2020 年7月28日(火)、新たなパブリックアート「渋谷の方位磁針|ハチの宇宙」が誕生する。
この作品は、パブリックアートの普及を推進する DESIGNART(デザイナート)が一般財団法人 渋谷区観光協会および一般社団法人 渋谷未来デザインと協業し、アーティスト 鈴木康広がデザインを手がけた。
「渋谷の方位磁針|ハチの宇宙」は、空が見渡せるミヤシタパークにおいて、渋谷区の方位を身体で感じられるベンチである。ベンチの中央には忠犬ハチ公像が置かれ、星になった上野教授を見上げている。鈴木によれば、今やハチは世界中の人々に語り継がれる果てしない「宇宙」のような存在で、動物と人間との間に芽生えた他者への想像力が国境を越えて人々の心に何かを呼びかける、というコンセプトから生まれたという。
明治通りに沿って南北に広がるミヤシタパークは、道行く人たちにさりげなく方角を知らせるコンパスの「針」のような場所となる。そこで、近所から地球まで、さまざまな場所からやってきた人たちとの出会いによって、ミヤシタパークが未来に向かう「渋谷の方位磁針」となることを願ってこの作品を制作したそうだ。