NEWS | 展覧会
2020.07.22 16:00
石川・金沢にて2020年6月21日にオープンした私設の現代アート美術館「KAMU kanazawa」(カム カナザワ)は、ブエノスアイレス生まれのアーティスト、レアンドロ・エルリッヒ(Leandro Erlich)の最新作「INFINITE STAIRCASE」を7月23日(木)より公開する。
エルリッヒのスペースでは、これまで実寸台の作品図面の展示や公開制作といったプログラムを行ってきたという。そして、この「INFINITE STAIRCASE」では、同氏の代表作に新たな表現方法を加えてバージョンアップしたものを披露する。
同作品は、螺旋階段を横倒しにしたような造形の作品で、鑑賞者が作品の中に入って楽しむことができる体験型のインスタレーション作品である。
エルリッヒが得意とする、重力の法則を壊し、現実と錯覚の世界を違和感なく繋げて成立させる表現が効果的に使われており、幅約3.5m・奥行き約7m・高さ約3mの作品の中に入ると、螺旋階段の吹き抜けを上から覗き込んでいるような錯覚と、空間が拡張される仕掛けに驚きを感じるそうだ。
作品完成後は、同美術館のパーマネントコレクションとして常設展示されることになっており、金沢21世紀美術館のスイミングプールとともに、金沢のアートシーンを盛り上げていきたいとしている。
レアンド・ロエルリッヒ「INFINITE STAIRCASE」
- 公開開始
- 2020年7月23日(木・祝)
- 開館時間
- 11:00~18:00(金・土は20:00まで)
※休館日:月曜日 - 会場
- KAMU kanazawa
- 詳細
- https://www.ka-mu.com/