日産自動車、新しいブランドロゴを公開
上品で親しみやすく、デジタルとの親和性が高いデザインを目指す

日産自動車は、同社の新しいブランドロゴを公開した。この新たな「顔」は、20年間の社会の大きな変化を反映し、新たな扉を開く日産を象徴するロゴとなっている。

ロゴとブランド・アイデンティティを変更するプロジェクトは2017年夏にスタート。グローバルデザイン担当専務執行役員 アルフォンソ・アルバイサは、「薄く、軽く、しなやか」というキーワードをデザインチームに提案したという。

それから2年間、チームは創業者・鮎川義介の「情熱、イノベーション、チャレンジ精神」という言葉を念頭にデザインを構想。どのような媒体で使われる場合も、新しいロゴが「日産」であることを明確に際立たせることを目指し、2次元の表現を採用した。

工業的でハードな印象から、上品で親しみやすく、デジタルとの親和性が高いデザインへと移行し、日産が伝統的な自動車メーカーとしてだけでなく、モビリティとサービスを提供する会社へと進化していくことを示している。

この新ロゴは、2020年7月からデジタルと実物の両方で展開。日産初のクロスオーバーEV「日産 アリア」において初登場する。同車はロゴをデザインする前提となったクルマでもあった。

また、電気自動車には、ロゴのデザインが生まれ変わるまでの年数と同じ数である、20個のLEDによる特別なイルミネーション付きのロゴを搭載し、同社が電動化の未来へと突き進んでいることを視覚的に表現する。

さらに、レターヘッドやディーラーの看板、SNSやデジタル公告など、あらゆる媒体での展開を予定している。媒体にあわせて4種類のロゴを使い分けることで、さまざまなコミュニケーションにも柔軟に適応するそうだ。End