作家・辻仁成が主宰するwebマガジン「Design Stories」は、第4回アート&デザイン新世代賞の募集を開始した。

作品テーマは「君がリデザインするアフターコロナのホテル」で、今この時代だからこそ届けたい、新しい時代のホテルをデザインすることが求められている。

新型コロナウイルスの流行により、この世界のあらゆる事象が大なり小なりそのレゾンデートル（存在理由）を揺さぶられている。アフターコロナでは、人々が建物の中に集まること自体が新たなパンデミックを引き起こす潜在的な脅威となり、今後の建築のあり方も大きく変わらざるを得ないという。

とりわけ「ホテル」というビルディングタイプは、人々の流動性自体に大きな制限が課された今、ほとんどのホテルで先の見通しさえ立っていないのが現状だ。そこで、世界が不確実であることが確実となってしまった今だからこそ、ホテルをリデザインすることが重要な課題となっている。

今回のアワードでは、設計やシステム、芸術的な面など、アプローチの仕方は自由。建築に関する知識が乏しいという人でもイメージする世界を表現してほしいとしており、建築、設計、絵画、写真、グラフィック、立体作品など、表現方法は自由だそうだ。

応募期間は2020年7月17日（金）から10月17日（土）までで、応募はデータ送付にて受け付けている。審査は辻のほか、田根剛（建築家）、島田成年（起業家）、佐藤悌章（シマダアセットパートナーズ）により行われる。