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2020.07.17 14:15
TBMは、世の中に排出される廃プラスチックを適切に再生利用するために、重量ベースで再生材料を50%以上含んだ新素材「CirculeX(サーキュレックス)」を発表した。
プラスチックは汎用性が高く、私たちの生活に必要不可欠な素材である。しかし近年は、「海洋プラスチックごみによる海洋汚染」や「CO2排出量の増加による気温上昇」などが世界各国で問題視されており、各国政府はプラスチックを含む廃棄物問題の解決に向けて、さまざまな施策を打ち出している。
そこで、このCirculeXは、世界全体で高まる再生材料やプラスチック代替素材へのニーズに応えるための、さまざまな再生材料とのマッチングが可能な「資源の循環を促進する素材」である。製品用途としては、包装資材や物流資材、建築資材など、幅広い領域での製品開発を考えている。
これと合わせて、同社がすでに展開している石灰石を主原料にした素材「LIMEX」を、水や石油などの「枯渇のリスクがある資源への依存度を抑える素材」と位置づけ、これらの素材を主軸に国内外で展開していくそうだ。
また、TBMは、CirculeXの展開と合わせて、捨てられてしまうプラスチックやLIMEXの回収を強化することにより、効率的な資源循環モデルの実現も目指すとしている。