NEWS | プロダクト
2020.07.17 15:00
斬新な素材を使った衣服づくりを展開している英アパレルブランド Vollebakから、新しいウォッチ「Garbage Watch」が登場する。Vollebakらしく、このウォッチは電子廃棄物(E-waste)を活用したものだ。
毎年5000万トンもの電子廃棄物のほとんどは、ゴミ(garbage)として処分されてしまう。しかし、こうしたゴミには、銀やプラチナ、銅、ニッケル、コバルト、アルミニウム、亜鉛など金属が含まれている。とくに金は世界の7%が電子廃棄物に埋もれているのだ。
このような廃材を使うことで、私たちが住む地球の環境を守ろうという非常にシンプルなアイデアからプロジェクトはスタート。そもそも電子廃棄物は原材料であり、なおかつすでに組み立てられたものである。
「Garbage Watch」に使われるのは、コンピューターのマザーボードやスマートフォンのマイクロチップ、テレビの配線など、私たちが見たことのあるものばかり。時計を見ながら、ふだん気にすることのないサプライチェーンの深刻な結末を考えることになるだろう。
現在は、電子廃棄物のリサイクルに取り組みながらパーツを調達し、プロトタイピングから製品化を目指している段階だそうだ。そして、2021年の発売に向けて、公式サイトにてウェイティングリストも公開している。