テレワーク中に実験的に制作された
舘鼻則孝の独自の死生観を主題とした作品「Thundercloud Painting」が初公開

▲Thundercloud Painting #3, #18, 2020 ©NORITAKA TATEHANA K.K. Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

コロナ禍の緊急事態宣言発令中にテレワークによって制作された、アーティスト 舘鼻則孝の新作絵画「Thundercloud Painting(サンダークラウド・ペインティング)」が、作家独自のオンライン・ビューイング・ルームで2020年7月18日(土)から8月22日(土)の期間に初公開される。

▲Thundercloud Painting #25, #31, 2020 ©NORITAKA TATEHANA K.K. Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

▲©NORITAKA TATEHANA K.K. Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

「サンダークラウド・ペインティング」は、100点もの連作からなる絵画作品シリーズ。舘鼻のアトリエスタッフの在宅勤務期間にテレワークで実験的に制作をされた作品で、オンラインで各々のクリエーションを共有することで段階的に制作を進行し完成させた。

▲Thundercloud Painting #62, #80, 2020 ©NORITAKA TATEHANA K.K. Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

▲©NORITAKA TATEHANA K.K. Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

この連作絵画は、江戸時代に流行した疫病に対しての護符であった「疱瘡絵」と呼ばれる木版画から着想を得て制作。雲型の支持体に描かれた雷は、日本独自の死生観を主題とした作品を制作する舘鼻が好んで描いてきたモチーフだ。

日本では、雷は古くから結界を示し、魔除として用いられてきたことから、世界中で新型コロナウイルス感染症が大流行している最中、同作が創作される動機にも繋がったそうだ。

▲オンライン・ビューイング・ルームの作品詳細ページ ©NORITAKA TATEHANA K.K. Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

なお今回、作家のオフィシャルサイトに開設されるオンライン・ビューイング・ルームでは、ギャラリー等で展開される展覧会と並行して、作品の閲覧や購入を目的とした問い合わせも可能となる。

また、作品は同期間中に、東京・天王洲のTERRADA ART COMPLEX 5Fに位置する舘鼻則孝の所属画廊 KOSAKU KANECHIKAにて、全100点のうち10点が展示公開される。End

▲Noritaka Tatehana Portrait ©NORITAKA TATEHANA K.K. Photo by GION

舘鼻則孝「Thundercloud Painting」

開催期間
2020年7月18日(土)~8月22日(土)
オープン:2020年7月18日(土)11:00
クローズ:2020年8月22日(土)18:00
会場
オンライン・ビューイング・ルーム
詳細
www.noritakatatehana.com

「Thundercloud Painting」作品展示

期間
2020年7月18日(土)~8月22日(土)
11:00~18:00(火・水・木・土)/11:00~20:00(金)
入場無料
休廊
日・月・祝
会場
KOSAKU KANECHIKA
詳細
http://kosakukanechika.com