水インフラがなくても手洗いができる
水循環型ポータブル手洗い機「WOSH」が登場

水循環を用いた次世代の分散型水インフラの研究開発・事業展開を手がけるWOTA(ウォータ)は、AIによる自律分散型水循環システムを搭載した水循環型ポータブル手洗い機「WOSH」を発表した。2020年11月の出荷に向けて、7月14日(火)より600台限定で先行予約を開始している。

感染症対策として「手洗い」はもっとも有効な手法のひとつだが、都市環境では水道インフラが必要となるため、駅や商業施設のトイレなど限られた場面でしか行うことができない。

WOSHは、水インフラを必要としない独立型のポータブル設計で、病院や学校、商業施設やレストラン、カフェなどの飲食店の店舗前などにも手軽に設置が可能。また、供給水質の安全性を担保するために、膜ろ過・塩素添加・紫外線照射の3段階というWOTA独自のテクノロジーを搭載している。

同製品が搭載しているフィルターは、もっとも目が細かいフィルターで孔の大きさが1~2nm。コロナウイルスの直径は50~200nm(出典:Nanshan Chenほか,2020)といわれており、膜ろ過の過程でフィルターによりウイルスを排除できるとしている。

また、フィルターの状態や供給する水質をセンサーにて監視する仕組みも搭載、さらに塩素と紫外線による殺菌機能も行うことで、安全性を高めているそうだ。End