深澤直人、15年にわたる連載「ふつう」が書籍化
同時に、高木崇雄の著書「わかりやすい民藝」も発売

D&DEPARTMENT PROJECTは2020年7月10日(金)、昨今の情勢下で日々の暮らしに向き合う時間が増えた今こそ読みたい、新刊2冊を発売した。

まず、プロダクトデザイナー・深澤直人による、「ふつう」をテーマにした15年にわたる連載を書籍化した最新刊「ふつう」が登場。

同書では、2005年から2008年にかけて小冊子「d long life design」、および2009年からはデザイントラベルガイド「d design travel」において連載した44本にくわえ、書き下ろし5本と、深澤がコロナ禍の最中に感じたことを綴ったテキスト、そして「d long life design」「d design travel」発行人のナガオカケンメイによる同氏へのインタビュー記事を収録。

連載では、皿、カトラリー、グラス、カッター、イス、クルマ、犬、音楽、歌番組、蕎麦、制服、みやげもの、高層ビル、川、人の表情…と、生活の中にあるさまざまなものや、深澤自身が具体的に体験したことを起点に、「ふつう」を掘り下げている。

また、工芸店「工藝風向」代表の高木崇雄による著書「わかりやすい民藝」は、日々の身近な暮らしに注目が集まる今、あらためて「『民藝』ってなに」を考える一冊である。

「民藝」への親しみや興味が高まる一方で、真正面から捉えようとするとその難しさを感じる人もいるそうだ。

そこで同書では、D&DEPARTMENTで開催された勉強会「d SCHOOL わかりやすい民藝」をもとにして、「民藝」の成立と柳宗悦の考えを解説し、柳宗悦以後の私たちと同時代の「民藝」をさまざまな方向から掘り下げ、これからの「民藝」の姿を探っている。

2冊ともブックデザインにこだわって作られており、実際に手に取ったときに素材や手仕事の良さが楽しめる装丁となっている。End

深澤直人著「ふつう」

定価
2,300円+税
出版元
D&DEPARTMENT PROJECT
発売日
2020年7月10日(金)
詳細
https://www.d-department.com/category/STORE_CULTURE/2018000100098.html

高木崇雄著「わかりやすい民藝」

定価
2,000円+税
出版元
D&DEPARTMENT PROJECT
発売日
2020年7月10日(金)
詳細
https://www.d-department.com/category/STORE_CULTURE/2018000100117.html