使わない時間は他人に貸し出せる「二次利用」可能な
シェア型複合施設「TNER」が仙台にオープン

▲3階シェアキッチン・ダイニング

リビタが企画・プロデュースを行い、エコラが事業を展開する、宮城県仙台市の築38年のオフィスビルを一棟丸ごとリノベーションした、シェア型複合施設「TNER」(トナー)が2020年8月1日(土)にオープンする。

TNERは、「借りながら貸せる」賃貸がコンセプトの、オフィス・アパートメント・ショップ・レンタルスペースの複合施設。賃借人が借りた区画において、使っていない時間を他の人に貸し出すことができる、新しい賃貸の仕組みを採用しているのが特徴だ。

▲エントランス

たとえば、平日に固定デスクとして契約している人が土日だけ二次利用者に貸し出す、スモールオフィス契約者が会議室空間を使わない時間だけレンタル会議室として別会社に貸し出す、借りている住居スペースを教室として貸し出す、などさまざまな使用方法があるという。

「TNER」のネーミングは「RENT」をひっくりかえしたもので、これまでの賃貸の常識をひっくり返す新しいスタイルを表現。個人・法人を問わず、使っていない時間を他の人に貸し出すことで、その分の家賃収入が得られるなど、賃借人にとって時間もお金も無駄にしない仕組みとなっている。

また、今後は受付にキャリアカウンセラーを配置し、入居者の仕事に関する相談をはじめ、借りている区画の二次利用の相談や、入居者どうしや同物件を利用する人々をつなぐことなどにより、コミュニティの醸成や新たなビジネスへの発展を目指しているそうだ。End