家庭で出る生ごみをコミュニティ内で共同管理
東京・表参道にプロジェクト「1.2 mile community compost 」が展開

▲カフェ店頭に設置される使用済みストローの回収びん

100%植物性で生分解性のサトウキビストローを展開する4Natureは、家庭で出る生ごみをコミュニティでの共同管理のもと堆肥化するプロジェクト「1.2 mile community compost – Omotesando –」を、2020年8月1日(土)に開始する。これに先がけて、7月1日(水)から7月31日(金)まで参加メンバーの募集している。

このプロジェクトは、ローカルフードサイクリングが手がける家庭でのコンポストに特化したバッグを導入して、家庭で出る生ごみをコミュニティで共同管理し、堆肥化を行うというもの。

▲拠点となるCOMMUNE 表参道

4Natureは、飲食店などで使用済みのサトウキビストローをボランティアと協力しながら回収・堆肥化することで、使い捨てだが堆肥化(再資源化)を前提とした循環型のビジネスモデルを構築し、根本的なプラスチック問題の解決を目指している。

▲LFCコンポストバッグ

「1.2 mile community compost – Omotesando -」は、こうした循環サイクルの一環として展開。東京・表参道のフードコート「COMMUNE」を拠点として、半径2km(約1.2マイル)を生活圏とする人が対象となる。

▲コミュニティコンポストの仕組み

参加者は家庭で作ったコンポストを持ち寄って、共同でひとつの大きなコンポストを完成させ、堆肥やその堆肥を用いた野菜作りなど、資源として地域へ還元することが目標だ。

▲共同コンポスト

「お隣さん」との関係が薄くなっている現代社会において、同プロジェクトをきっかけに参加者どうしが意見交換や交流などを有機的に行い、都市部にいながらも地域社会とのつながりを考え感じることができる場を作りたいとしている。End