NEWS | ソーシャル / プロダクト
2020.07.09 14:15
博展は、美しいソーシャルディスタンスをデザインする「BEAUTIFUL DISTANCE」(商標登録申請中)の概念とそれに基づくプロダクトを発表した。
商業施設をはじめとしたさまざまな場所で、段階的に対面によるコミュニケーションが手探りながら再開されている。
同社は、安全という機能的価値を前提としながらも、人の心に豊かさを生む美しいソーシャルディスタンスを開発したいという想いから、商業施設やオフィス、イベント会場等向けにデザインとプロダクトを開発している。
たとえば、東京・GINZA SIXに導入された「ブランドの世界観に沿った展開が可能なアルコール什器」は、ブランドの世界観を表現したり、利用者とのコミュニケーションのスペースとして活用したりできる、カスタマイズ可能なアルコール什器である。
さらに、「ネガティブをポジティブに変換するアイテム」として、マスクや手袋、パーテーションがあるという違和感を隠すのではなく、ビジュアル表現によってブランドやファッションの世界観の一部としてポジティブに存在させることを目指したアイテムだ。
そのほか、「パーソナルなコミュニケーションが可能なアルコール什器」は、ペダルを踏むと、アルコールが塗布されると同時に手のひらにブランドのメッセージが現れ、「wind aid」はエントランスなどで風の流れを可視化し、安心と心地よさを作り出すスタンドとなっている。
同社は、今回の第1弾プロダクトは緊急度の高いアイテムにフォーカスしたもので、今後も社会の状況に合わせてプロダクトを充実させながら、空間や体験全体といったデザインのアップデートも図ることにしている。