建築集団noizが設計、テントの利便性と耐久性を活用した
簡易なPCR検査⽤ドラスイブスルーテント

新潟県長岡市に本社を置く今泉テントは、設置が簡単なPCR検査⽤ドラスイブスルーテントを開発した。

テントの利便性や耐久性にくわえ、同社の技術⼒を⽣かした検査用テントで、新型コロナウイルス第2波に備えて、⼀号基は⻑岡市新潟市に寄贈され、稼働を始めている。

設計は東京と台湾に拠点をおく建築集団「noiz」で、もともとは台湾の財団法⼈国家⽂化芸術基⾦会(The National Culture and Arts Foundation)と財団法⼈⽂化台湾基⾦会(The Cultural Taiwan Foundation)向けに開発したものだったという。

しかし、当初予定していた東京・丸の内でのイベントは中止となり、建築家と台湾の関係者の快諾を受けて、新型コロナウイルス対策に活かせる検査用テントへの転⽤・使⽤が実現。

転用にあたっては、検査⽤テントだけではなく、ソーシャルディスタンスが保たれる患者待合室、スタッフ衛⽣管理室、受付など、現場の医療従事者や新潟県内の医師会員の幅広い意⾒を仰ぎ、同社でさらにデザイン開発を⾏ったそうだ。

これからの季節に向けて冷暖房設備も完備。すべて⼯場で製作し、クレーンでの設置も可能だ。現地施⼯が不要であり、必要な時だけ利⽤可能なリースベースなので、PCR検査以外にもさまざまなカスタマイズ⽅法や短期・長期の活用ができるとしている。End