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2020.07.02 17:15
新型コロナウイルスの影響はまだ終わりを見せず、感染が拡大している国もあるようだ。そこで、カナダで新たに「Citizen Care Pod」というモジュラー設計のスクリーニング・検査用のポッドが開発された。
ワクチン接種の実施までも見据えた医療ポッドで、コンテナなのでさまざまな場所へと迅速に移動させて、すぐに使用することができる。
このプロジェクトにはマイクロソフトも参画しており、AzureやAIプラットフォームによるカスタマイズ可能なスマートテクノロジーを搭載。患者や最前線で活動する医療従事者の安全な検査環境をサポートする。
たとえば、ポッド内部の温度・湿度・圧力をモニタリングしたり、スマートセンサーやカメラ、デバイス、サードパーティのアプリからのデータを統合して、検査を待つ人の感染リスクをリアルタイムで計測するという。
また、マスク着用者の人数を数えたり、窓ガラスや設置したタブレットを静電スプレーで消毒したり、タブレット内蔵のスピーカーとマイクを使って検査キットの使用手順を教えたり、外国語の翻訳も行ったりと、さまざまなスマート機能を搭載しているのが特徴だ。
こうした機能から、一般的な公共施設や公共スペースだけでなく、空港やトランジットハブ、国境の検問所といった場所でも活用できるとしている。