京都大学、アフターコロナの社会推移に関連する
講義「立ち止まって、考える」をオンラインにて公開


京都大学は、2020年7月4日(土)から毎週土曜・日曜に、同大学人文社会科学分野の教員・全11名によるコロナパンデミックに関連する約1時間の授業を無料で配信する。

京都大学オンライン公開講義 “立ち止まって、考える”」と題した今回の授業は、YouTubeライブTwitterライブを通じてリアルタイムで展開、コメントを通じて質疑応答に参加することもできるそうだ。

形式は、同教授が複数回開催する「シリーズ講義」と、毎回別の教授が講義を行う1回完結の「リレー講義」を用意。

緊急事態宣言が解除され、社会全体が「アフターコロナ」を模索しはじめた状況でスタートするこのオンライン講義シリーズは、時間・空間的なスパンを長くとって、物事を掘り下げて考えようとする人文・社会科学の観点から、これからの私たちの社会のあり方について、より広く、より深く考えるための視座を社会全体で共有すべく企画された。

多くの人社系研究者はパンデミック下やパンデミック後の社会の推移に強い危機感を抱いているという。それと同時に、必要に迫られて始まったオンライン講義などを通じて、インターネットを介した知の共有の可能性を改めて感じてもいるそうだ。

そこで、一連の講義は、専門知を社会に向かって大きく開き、アフターコロナの社会構想に深くコミットする新しい「提案する人文・社会科学」のモデルとなるとしている。

また、7月2日(木)19:00より、授業に先立ち、この講義の意義や授業の紹介を行う先行オリエンテーションを実施。京都大学・山極壽一総長や建築家・安藤忠雄がアフターコロナ世界に関する見解を述べたメッセージも紹介する予定だ。End

京都大学オンライン公開講義「立ち止まって、考える」

期間
2020年7月4日(土)~毎週土日開催
※各講義のスケジュールはwebサイトにて公開
詳細
https://ukihss.cpier.kyoto-u.ac.jp/1669/

京都大学オンライン公開講義「立ち止まって、考える」オリエンテーション

日時
2020年7月2日(木) 19:00~
配信メディア
YouTubeライブ
Twitterライブ 京大・人社未来形発信ユニット
登壇
京都大学教授・人社未来形発信ユニット長 出口康夫
ゲスト
京都大学総長・山極壽一、建築家・安藤忠雄
※ゲストはビデオ出演