日常生活の中に、感染注意をアラートしてくれる
NASAジェット推進研究所がウェアラブルデバイス「PULSE」を開発

▲Image credit:NASA/JPL-Caltech

NASAのジェット推進研究所(Jet Propulsion Lab)のスタッフが、新しい3Dプリントによるウェアラブルデバイスを開発した。

リモートワークをする人も増えたが、会社勤務に戻った人も多いだろう。しかし、自宅や移動中は気を付けていても、仕事に集中しているときには感染について忘れがちである。こうしたときに、感染へのリスクを教えてくれるアイテムが必要となるはずだ。

▲Image credit:NASA/JPL-Caltech

▲Image credit:NASA/JPL-Caltech

そこで開発したこのネックレスタイプのデバイス「PULSE」は、人の手が顔に近づくと脈打ったり振動したりして、新型コロナウイルスへの感染注意を促してくれるというものである。

手の動きを検出するのには赤外線を使用。12インチ(約30cm)ほどの範囲でセンサーが反応してくれるそうで、動く対象が近づいてくるほど、振動も強くなる仕組みだ。また、プロトタイプは3Dプリントした透明のケースを使用したが、好みでカラーやデザインを変えることもできる。

▲Image credit:NASA/JPL-Caltech

▲Image credit:Lisa Harbottle

専門知識がなくても、誰でも簡単に作れるそうで、パーツのリスト、STLデータ、組み立て手順はすべてオープンソースとしてGitHubにて入手することができる。個人でも企業でもこのPULSEを使いやすいものに改良して、普及させてほしいとしている。End