NEWS | インテリア
2020.07.02 17:20
ソーシャルディスタンスを取ることが求められる昨今、周囲の環境をどのように再構築して空間の流動性を作り出していくべきか、さまざまな模索が行われている。
カナダ・バンクーバーのデザインスタジオ moloが提案するのは、モダンなデザインで柔軟に仕切ったり閉じたりできる自立型のパーテーションシステムである。
「paper softwall / folding partition」は、伸ばせば最大で4.5m、たためば本1冊ほどの厚さまで縮めることができる。人が十分に隠れる高さがあるので、視界を遮ったり、ソーシャルディスタンスを確保したりすることができるだろう。
ハニカム構造の紙の層でできており、さまざまな形状に変形が可能。簡単に移動させられるので、イベントやパフォーマンス向けに魅力的な背景を作ることもできる。マグネット式で複数の壁を連結でき、音も吸収してくれるのだそうだ。
また、「textile softwall / folding partition」は、100%不織布のポリエチレン製で紙製のものと同じ構造。防水性や耐引裂性を備え、帯電防止性があって埃の付着も防いでくれる。そして、洗剤と布で拭いたり、除菌シートで簡単にきれいに拭くことができるという。
半透明のホワイトは、オプションのLEDリボンをつければ、明るく表情豊かなパーテーションにもなる。そのほか、繊維のパターンが楽しめる不透明なブラックや、光を反射するアルミなどのカラーも用意している。