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2020.06.30 14:46
凸版印刷は、電子マネーを利用したタッチ決済や社員証などで使用できる抗菌剤入りカードを提供している。そして、各領域で高まる環境衛生へのニーズに対応するべく、抗菌剤入りカードの生産体制を2020年7月より約50%増強することを発表した。
この抗菌剤入りカードは、JISZ2801(抗菌仕様に関するJIS規格)に準拠しており、カード表面の大腸菌と黄色ブドウ球菌の繁殖率は1%以下を実現。衛生管理の徹底が必要な医療・医薬現場や、食品を取り扱う場所でも安心して利用が可能だ。
頻繁に利用することで、カードに傷や摩耗が発生してしまった場合でも、抗菌材がカードの素材に配合されているため、抗菌性能を維持したまま利用できる。
また、凸版印刷が提供するキャッシュカードやポイントカード等の無人型カード即時発行機にも対応しているため、利用者自身で操作してカードを受け取ることもできる。
価格は従来と変わらず、抗菌性能の無い通常のプラスチック基材のカードと比較して、約1割増しで提供するという。金融機関や医療現場、食品業界など、幅広い業界へ展開するとしている。