三井化学、人肌で温めると粘着性が出る新素材を発現
「体温感知自己粘着シート」を開発

▲センサー装着イメージ

三井化学は、ヒトの体温を感知して、自己粘着を発現する「体温感知自己粘着シート」(開発品)のマーケティングを本格的に開始した。

この新素材の最大の特徴は、人肌で温めることで、自己粘着性を発現することだ。自己粘着性とは、糊を使用せず、シートそのものを人肌に加温することでシートどうしが引っ付くというものである。

▲面ファスナーとの厚み比較

糊を使用していないため接着面に糊残りの心配もなく、衛生的で貼ったり剥がしたり何度でも繰り返し使用できる。

素材自体が透明性を有することから、商品のデザイン性・意匠性の向上にも貢献できるという。

▲センサー装着イメージ

また、人肌で温めることで柔らかくカラダにフィットする性質も有しているので、衣料(インナー、シューズ、スポーツ、アウトドア等)・服飾雑貨(腕時計のベルト、眼鏡、ベルト、玩具等)、医療・介護用品(サポーター、バンド、防護服、フェイスマスク等)各産業分野における固定部材として、広い範囲での利用が想定されるそうだ。End