プロダクトデザイナー中田邦彦が手がけた新しいノート
視覚の性質を利用した灰色の「白と黒で書くノート」

コクヨは、コクヨデザインアワード2018優秀賞受賞作品で、プロダクトデザイナー 中田邦彦が手がけた「白と黒で書くノート」を商品化して、2020年6月25日(木)から東京・千駄ヶ谷のショップ&カフェ「THINK OF THINGS(シンク オブ シングス)」およびコクヨ公式オンラインショップ「コクヨショーケース」にて販売を開始する。

「白と黒で書くノート」は、灰色の紙に黒と白の文字を書く、ノートとその書き方の新しい提案となるもの。紙の色に対して暗い色の文字と明るい色の文字は同時に読みにくい、という視覚が持つ性質を利用することで、大切な部分を際立たせたり、周辺情報を十分に記せたり、光と影を描けたりと、ノートの新しい使い心地が生まれている。

▲PC画面等を意識した見開き時16:10の特殊サイズ。フラットに開くことができる製本法を採用し、アイデアをまとめたり発散するのにも便利。

2018年のコクヨデザインアワードでは、仕事と生活の境界が曖昧になる、コミュニケーションのフラット化が進むなど、今まで当たり前に存在していた境界のあり方が変化している現状をふまえて「BEYOND BOUNDARIES」(境界を越える)というテーマを掲げ、「働く、学ぶ、暮らすシーンで用いる文具・家具・道具全般」を募集。

▲黒と白の文字の使い分けで視認性の良い、シンプルかつ鮮明なノートに。

▲光と影を色で直感的に表現できるため、立体物を描くのにも最適。

視覚が持つ境界を利用したノートがもたらす新しい使い心地を提案したことで高い評価を受け、今回の商品化につながった。End