NEWS | 建築
2020.06.19 18:52
スペイン・バルセロナのなかでも、もっとも眺めの良い丘 ティビダボ(Tibidabo)の中腹に、Jofre Roca arquitectesが設計した「SV Villa」は建っている。
瓦葺きで、石や手作りレンガ、厳選された処理済みの無垢材の梁を使うなど、伝統的な方法を用いて建設した。
地元の資材の利点を生かして自然エネルギーを取り入れながら、オーセンティックで明るい雰囲気のナチュラルな空間を生み出している。
延べ面積が約1,000平米の3フロア構成。1階はリビング、台所、ダイニングが配置され、1階からアクセスできる地下には、ゲスト用の寝室、浴室があり、庭とガレージへ通じている。
上階は、共用の浴室がある子供部屋、より大きなモジュール内に書斎、そしてその反対側にはスイートを配置。
柱に張った手作りレンガの統一感や柱の厚みから、スペースのサイズや柱上部に渡した金属フレームのモジュールの大きさが決定されている。
この金属製のグリッドは、プロジェクト全体を整然としたものにする柔軟なシステムで、好みのサイズに合わせて調整することができるのだ。