NEWS | デザイン誌「AXIS」
2020.06.18 11:38
デザイン誌「AXIS」最新号発売のお知らせ
特集
立ち止まって、考える。 智力と言葉でつむぐ、デザインのニューノーマル
新型コロナウイルスの流行で世界は一変しました。人の行動に制限がかかり、いまだその収束が見えない不安が続く日々。日常生活のかたちが以前と異なるなか、できることは、走るばかりではなく、立ち止まって、考えることかもしれません。新しい視野に立てば、これからやるべきことについて今までとは違った選択肢、異なる答えが見えてくるでしょう。立ち止まることは、思考の停止を意味するのではなく、今の常態を新しい現実に導くきっかけをもたらすはずです。
VUCAと呼ばれる予測不可能な変動の激しい時代にあって、それを豊かで可能性に満ちた時代に替えるため、さらに、そこにデザインという行為が深く関わっていけるようにするために。現代を生きる賢者たちは今何を想うのか。彼ら彼女らの智力と言葉から、新たなデザインの道標を探ります。
特集一覧
レム・コールハース (建築家)
ロベルト・ベルガンティ (デザイン理論家)
ジョン・マエダ (デザインビジョナリー)
松尾 豊 (人工知能研究者)
川崎和也 (スペキュラティブ・ファッションデザイナー)
カズ・ヒロ (彫刻家)
上出遼平 (テレビディレクター)
MASSデザイングループ (建築家集団)
太刀川英輔 (デザインストラテジスト)
畠山直哉 (写真家)
マルヴァ・グリフィン・ウィルシャー (キュレーター)
西野嘉章 (博物学者)
パオラ・アントネッリ (キュレーター)
松岡正剛 (編集者)
we+ 安藤北斗・林 登志也 (コンテンポラリーデザインスタジオ)
LEADERS
安次富 隆(プロダクトデザイナー、2020年度グッドデザイン賞審査委員長)
ソニーのデザイナーとして活動をはじめ、独立後はプロダクトデザインのほか、多摩美術大学で教鞭を執り、地場産業の開発にも深く関わるなど、幅広くデザイン活動を展開してきた安次富 隆さん。今年度よりグッドデザイン賞の審査委員長に就任した安次富さんに、今の思いを語っていただいた。
田川欣哉のBTCトークジャム
ゲスト:米良はるか(READYFOR代表取締役CEO)
デザイン・イノベーションファームTakram代表の田川欣哉さんがナビゲーターとなり、ビジネス、テクノロジー、クリエイティブの3領域で活躍するトップランナーを迎える対談連載。第19回のゲストは、2011年に日本初のクラウドファンディングサービス「Readyfor(レディーフォー)」を立ち上げた米良はるかさんです。
インサイト
SDGsとヒューマニティ ポジティブな力で社会課題の解決に挑む
ヤーコブ・トロールベックは、DJの経歴を持つ異色のグラフィックデザイナー。アメリカの広告業界でよく知られた存在で、TEDカンファレンスのロゴも彼によるデザインだ。さらに2015年の国連サミットで採択された持続可能な開発目標「SDGs」のコミュニケーションデザインも手がけた。彼との対話を軸に、人権問題をはじめとする社会課題に取り組むデザイナーたちの活動を見つめる。
インサイト
広がり始めたアフリカンファッションの波動 ユナイテッドアローズ、栗野宏文と考える、これからの服
アフリカは、大陸の経済発展や欧米のアフリカ系の台頭と、インターネットやSNSの普及が相まって、世界のファッションやカルチャーへの影響力が高まっている。ファッションとジャーナリズムの世界で活躍し、近年ではアフリカンファッションとのつながりも深めているユナイテッドアローズの栗野宏文と、これからの服と、予感される「アフリカン・ルネサンス」との関係性について考察する。
他にもさまざまな業界のオピニオンリーダーによる記事を掲載
・クリエイターズナビ
片倉洋一、ネリ&フー、眞城成男、ヘモ・ホンコンネン、大西隆介
・& DESIGN
土田貴宏(インテリア)、君島佐和子(フード)、大根田 杏(ファッション)、太田睦子(アート)、長谷川敦士(ビジネス)
・Sci Tech File 見えない世界が見えてくる 昆虫学者に聞く観察の極意
藤崎圭一郎
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