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2020.06.17 17:23
住宅関連スタートアップ企業のHOMMAは、独自のスマートホーム技術を備えたプロトタイプ住宅「HOMMA ONE(ホンマ ワン)」を米カリフォルニア州ベニシア市に建設し、2020年6月に完成したことを発表した。
アメリカの新築戸建住宅販売の約9割を占める建売住宅は画一化されており、品質、デザイン、テクノロジー、サービスの面でイノベーションから取り残されているという。
そこでHOMMAは、同社が持つデザイン性や技術力と、サンワカンパニーをはじめとする日本の住宅関連産業による素材や製品がコラボレーションすることで、今までになかった住生活の実現を目指しているそうだ。
今回完成した「HOMMA ONE」は、モダンデザインを採用し、400平米のスペースとベイビューの立地を最大限に生かした住宅。照明デザイナーの起用も含め、考え抜かれた機能とライフスタイルに合わせた間取りや空間、独立したトイレルームや靴箱を設置したシューエリアなど、日本文化を活かしたデザインを実現している。
さらに、スマートホーム技術では、「スマートオーケストレーション」の第一フェーズを実装。ビルトインされたスマートホームデバイス群とともに、ライティングとブラインドのスマートオーケストレーション対応など、シームレスな生活体験を提供する。
なお、同社は、2021年には18戸のプロトタイプコミュニティ「HOMMA X(テン)」、2023年にはプレミアムコンパクト住宅によるコミュニティ「HOMMA 100」の建設を目指している。