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2020.06.16 15:30
人工衛星技術で宇宙を身近にすることを目指すASTROFLASHと、宇宙産業における総合的なサービスを展開するSpace BDは、ASTROFLASHが開発する超小型衛星初号機「視覚で楽しむ衛星」について、Space BDが国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出サービスを提供することで合意し、打上げサービス契約を締結したことを発表した。
ASTROFLASHは、地上から肉眼で視認でき、誰もが衛星の色や明るさを自在にコントロールできる、エンターテイメント分野での活用を目的とする衛星開発を進めている。
初号機は3Uサイズ(10x10x30cm;重さ4kg)で、2021年度の打上げを予定。この軌道上実証では、衛星1基単体で「地上から明るく見える衛星」の技術の確立を目指すそうだ。
この初号機は、ISS「きぼう」から宇宙空間へ放出されたのち、1年ほどにわたり地球を周回し、世界中の都市へ明るさ最大-2等級以上の光を放ちながら、軌道上の衛星の色や明るさを自在にコントロールする体験を多くの人に提供するという。
また、衛星は天体観測の妨げにならないよう、都市部でのみで視認されるよう運用されるそうだ。なお、初号機の名称は現在未定であり、今後ネーミングライツ協賛などにより募集していく予定だ。